●453 夢 ゆめ 〇まがねのかぶとこしのつるぎ

 表題:夢
 読み:ゆめ

 収録:(A)新大特撰樂譜 387 成樂會 1939(S.14).11.15 ◎[A2-76] Copy=[P131] ※表紙は「ゆめ」

 記譜:三部合唱(伴奏付き) 変ロ長調 4/4

 インチピット:ソ|ミミレ#ファ|ミドド|ミドシラ|ラ

 曲:シューマン,ロベルト(Schumann, Robert)(1810-1856)[ドイツ]
 詞:犬童球渓 ※1939(S.14)作詞


[詞] ※新大特撰樂譜 387より

  鐵(まがね)の兜腰の劍(つるぎ) 涯(はて)なき唐野(からの)を駈け行く我が子
  雄々しき姿に廻り會ひつゝ 積れる思ひを語らふ最中(さなか)
  眠(ねむり)めざめてあたりを見れば もるゝは月影夢かあはれ


  ※昭和14年11月23日静岡市公会堂に於ける……音楽会ではこの歌詞を歌わせていただく……。

1.頭に兜腰に劍 生涯なき唐野を駈け行く我が子
  雄々しき姿に廻り會ひて 積もる思ひをば語らふ最中
  忽(たちまち)眼ざめてあたりを見れば 漏れ入るは月かはかなの夢

2.雄叫び高くひゞく中を 日の旗かざしてはせゆく我が子
  雄々しき姿に躍る心 胸に押へつゝ追いゆく最中
  忽眼ざめて澄ます耳に 聞ゆるは鐘かはかなの夢


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